Arp25 (NGC2276)は非常に淡いフェースオン銀河か？ 2本微かに腕があるような感じがする。 Arpの分類によるとこのうちの1本が卓越しているとのこと。 確かにスケッチでも1本はよく見えていた。 非常に淡いが大きく広がっていることがわかる。 コアの集光はあまり強くない。 銀がすぐ近くに明るい恒星があり、これが印象的。
一方のNGC2300は集光が強く、分解しない球状星団のよう。 ポツポツと星が集まっているような感じ。 ただ周辺も淡いガスがあり、球状星団ではなく確かに銀河だとわかる。 この淡いガスの広がりは東西に延びているように感じた。 このNGC2300とNGC2276の2つペアでArp114と呼ぶようだ。 どちらもとても淡い銀河だが拡大して見るとそれなりに構造が浮かび上がってきて、見て面白いと感じた。 ちなみにこの天体は北極星から4度程度しか離れていない天体となる。
| NGC2276 | ケフェウス座 | 銀河 | 11.3等 | 2.6'x2.2' | - |
| NGC2300 | ケフェウス座 | 銀河 | 11.1等 | 3.5'x2.4' | - |
| スケッチ終了日時 | 2021年6月4日22時40分 |
| 観測場所 | ハワイ島 マウナロア山 観測所前の駐車場 (海抜3,400m) |
| 使用機材 | 自作60cmドブソニアン + SIPS + XW5 (440倍、0.16度) |