M105のスケッチ

M105のスケッチ

M105とそのすぐ傍に見える銀河。 目の錯覚なのかそれらの銀河の方向にのみM105の淡い広がりが大きく見え、反対側は小さくコアからストンと落ちるような、そんな風に感じた。 M105は特に何も構造は見えず、綺麗な円形に見えた。 北東のNGC3384はM105と同じか少し暗い程度で、大きく見応えのある銀河。 形も楕円でM105との対比が面白い。 南東のNGC3389はまるで星が重なっているかのように、中心部がクランピーな印象でこちらも面白い。 それぞれの銀河はもう少し高倍率(340倍)で見た方が面白いが3つが視野内に収まるこの倍率(220倍)の方が良いと思った。

天体のデータ
M105 (NGC3379)しし座銀河9.5等5.3'x4.8'3450万光年
NGC3384しし座銀河9.9等5.9'x2.7'3780万光年
NGC3389しし座銀河11.8等2.9'x1.3'n/a
スケッチデータ
スケッチ終了日時2021年2月12日23時25分
観測場所ハワイ島 マウナロア山 スイッチバックから1.4マイル (海抜2,670m)
使用機材自作60cmドブソニアン + SIPS + XW10 (220倍、0.31度)

M105 (NGC3379)

M105のスケッチ

M105のスケッチ

淡く大きく円形に銀河が広がってみえる。 銀河中心から見て西と東にそれぞれ腕があるのかもしれない(実際は楕円銀河で腕のような構造はありませんでした)。 北東の銀河はNGC3384で楕円形に見える。 M105より少し淡い印象。 また南東の銀河NGC3389は実際はもっと淡く、かすかに見える程度でした (が、スケッチが終わってみると結構濃く描いていました)。 全体的に黄砂のせいなのか、空が明るかった。

天体のデータ
M105しし座銀河9.5等3'4000万光年
NGC3384しし座銀河
NGC3389しし座銀河
スケッチデータ
スケッチ終了日時2008年4月6日22時50分
観測場所東北大学天文同好会 安達観測所
使用機材自作40cmドブソニアン+パラコア+Nagler Type4 17mm(120倍, 0.67度)