M94のスケッチ

3重の構造が見えて面白い。 ぱっと見ると中央のコアとそれを取り巻く明るいリングの2重の構造に見える。 この中央の明るいリングは僅かに楕円だがほぼ真円。 中央のコアには棒構造があるかもしれない、明るいリングと中央のコアがこの棒を介して接続しているように感じた。 さらにじっくり見ていくと外側に大きく取り囲むリングがあることに気が付く。 非常に淡いが確かに存在する。 もっと低倍率の方がリング自体の確認という意味では分かりやすい。 3重のシェル構造で、他の銀河とは異なった印象に感じ、とても面白い銀河だと思った。

天体のデータ
M94りょうけん座銀河8.1等12.3'x10.8'1700万光年
スケッチデータ
スケッチ終了日時2024年2月10日25時55分
観測場所ハワイ島 マウナロア山 スイッチバックから1.4マイル (海抜2,670m)
使用機材自作60cmドブソニアン + SIPS + Morpheus 6.5mm (340倍、0.22度)

M94 (NGC4736)

M94のスケッチ

中心、その周り、さらに外周と3段階で明るさが変わっているように見えた。 あまりスケッチでは表現できていない。 文献によると渦巻き銀河だが腕らしい構造は見つけることは出来なかった。 しかし腕が3段階の明るさの変化として見えたのかもしれない。 銀河の南側がすこし薄ぼんやりしていた。 これも銀河の広がりなのかもしれない。

天体のデータ
M94りょうけん座銀河8.5等4'2000万光年
スケッチデータ
スケッチ終了日時2008年4月28日24時50分
観測場所東北大学天文同好会安達観測所
使用機材自作40cmドブソニアン+パラコア+Ethos 13mm(160倍, 0.61度)