淡いが、しかし大きいフェースオン銀河。 よく見ると細く腕が 2 本伸びているのが分かる。 棒渦巻銀河だと言うことも分かるが、普通の棒渦巻ではなく、S の形でバーと腕とは接続する。 腕全体も S 字に伸びたように見える。 細いと言うよりも、単に淡い印象。 しかしなぜか確かに S 字に腕が伸びているように見える。 腕は星と星との間を縫うように位置する。 一方で銀河の中心は恒星のように明るく、なめらかに広がっている。 腕ともなめらかにつながっている。 銀河全体もガスで覆われているように、淡く広がって見える。
なお帰宅後に天体写真と見比べたところ、南側(下)の腕の位置は不正確なものでした。 腕はかなり淡かったため、そらし目でかすかに見えていた淡い領域を「思い込み」でつなぎ合わせて一本の腕と考えてスケッチしたものと思います。
NGC4535 | おとめ座 | 銀河 | 9.8等 | 6.9'x5.4' | 5460万光年 |
スケッチ終了日時 | 2019年5月25日24時10分 |
観測場所 | ハワイ島 マウナロア山 スイッチバック (海抜2,550m) |
使用機材 | 自作60cmドブソニアン + SIPS + XW7 (320倍、0.15度) |