この倍率だと淡いけれど視野一杯に銀河が見えて面白い。
銀河中心は棒状のコアがあって明るい。
コアのすぐ南側は暗黒帯なのかうっすら黒く抜けているように感じる。
このコアから北側に伸びる腕に2番目に明るい領域が見られ、これはすっと細長く北西に伸びていく。
一方の南側の腕は淡く、暗い恒星と重なるあたりまでおぼろげにボヤッと広がる印象。
全体的に明るい領域はθのような形をしていて面白い。
そして銀河全体は淡い大きな楕円のハロに包まれていて、淡く、大きく広がっている。
天体のデータ
M106 (NGC4258) | りょうけん座 | 銀河 | 8.3等 | 17.4'x6.6' | 2370万光年 |
スケッチデータ
スケッチ終了日時 | 2023年1月24日27時25分 |
観測場所 | ハワイ島 ヒロ 自宅ラナイ (海抜100m) |
使用機材 | 自作60cmドブソニアン + SIPS + XW5 (450倍、0.16度) |
M106 (NGC4258)
一見楕円銀河のようにも見えるが2本の腕が南北方向に伸びる渦巻き銀河のようにも見える(実際にSc型の渦巻き銀河でした)。
西に淡い星雲状のものが見えるが、これはNGC4248。
途中でシーイングが大幅に変わる夜で、スケッチ中も銀河の見栄味が大きく変わるのに驚いた。
天体のデータ
M106 (ngc4258) | りょうけん座 | 銀河 | 8.3等 | 17.4'X6.6' | 2370万光年 |
NGC4248 | りょうけん座 | 銀河 | 12.4等 | 3'x1.2' | |
スケッチデータ
スケッチ終了日時 | 2009年1月24日26時50分 |
観測場所 | 東北大学天文同好会安達観測所 |
使用機材 | 自作40cmドブソニアン + パラコア + Nagler Type4 22mm (95倍, 0.85度) |