M74のスケッチ

全体として非常に淡いが、よく見ると北側に「腕」らしき構造が見え、また他にも淡い何本かの腕が見えてくる。 一度に全部の腕が見えているわけではなく、あるところを集中して見つづけると、その部分がだんだんと見えてくる。 腕と腕の間にはガスが薄くなっていて暗く、そのため別々の腕だと判る。 中心部は渦巻き銀河らしい弱い集光で、あまり明るくない。 中心からすぐ南に恒星が見える。 中心のコア部分から「棒」のような構造が西に延びているかもしれない。 西側はそこからぐるぐるっと腕が3本に分岐するように見えた。 一方で東から南側はθを横倒しにしたように、淡く2本の腕が途中でつながっていように見えた。

天体のデータ
M74うお座銀河9.1等10'x9.4'3200万光年
スケッチデータ
スケッチ終了日時2020年11月7日23時50分
観測場所ハワイ島 マウナロア山 観測所前の駐車場 (海抜3,400m)
使用機材自作60cmドブソニアン + SIPS + XW7 (320倍、0.22度)

M74 (NGC628)

M74のスケッチ

M77 に比べて大きい。 中心はそんなに集光が強いわけではなく、銀河全体がぼやっとした感じに見える。

天体のデータ
M74うお座銀河9.5等8'5000万光年
スケッチデータ
スケッチ終了日時2007年10月5日23時40分
観測場所東北大学天文同好会安達観測所
使用機材自作40cmドブソニアン + パラコア + Nagler Type4 12mm (170倍, 0.47度)