ぱっと見たところ非常に歪な形に見える。全体的には棒渦巻銀河だと言うことがわかるが、左右対称ではなく、不思議。銀河というと左右対称だという先入観がそう思わせるのかもしれない。が、この銀河は特に、腕が途中から分岐しているように見えたり、変なループがあるように見えたり、とても例外的。北側の腕は何本にも分かれていて、クランピィ(塊がたくさん連なった感じ)に見える。枝のような構造も見られる。いくつも塊があって、それが連なって腕になっているという印象。これに対して南側の腕は細く短い。銀河中心部のコアは鋭く集光している。非常に見応えがあった。
天体のデータ
M83 | うみへび座 | 銀河 | 7.5等 | 13.1'x12.2' | 1500万光年 |
スケッチデータ
スケッチ終了日時 | 2017年5月28日23時45分 |
観測場所 | ハワイ島 マウナロア山 観測所前 (海抜3,400m) |
使用機材 | 自作60cmドブソニアン + SIPS + XW7 (320倍, 0.22度) |
M83 (NGC5236)
非常に低空でのスケッチだったが、そこそこのシーイングと抜群の透明度でよく見ることができた。東西方向に"棒"のような形がかすかに見え、さらに全体的に楕円形に光りが包んでいるように見えた。(実際に棒渦巻き銀河でした。)とても淡く感じたが、大きく広がった天体だと思う。
天体のデータ
M83 | うみへび座 | 銀河 | 7.5等 | 13.1'x12.2' | 1500万光年 |
スケッチデータ
スケッチ終了日時 | 2009年6月15日21時50分 |
観測場所 | 蔵王山 不帰滝駐車場 |
使用機材 | 自作40cmドブソニアン + パラコア + Nagler Type4 22mm (95倍, 0.85度) |