M85のスケッチ

視野の西側に見える銀河がM85。 近傍の恒星が重なって見え、面白い。 概ね恒星の方向に少しだけ伸びているような楕円形のような見え方で、ほとんど構造らしい構造は見えない。 ただ視野背景との境界は曖昧で、大きく広がるハロのような感じにも見えた。 東側の銀河(NGC4394)は棒渦巻のフェースオン銀河のようだが、淡く、何も構造らしい構造は分からなかった。 しかし南北に延びているのはよくわかった。

天体のデータ
M85かみのけ座銀河9.1等7.4'x5.69'6020万光年
NGC4394かみのけ座銀河10.9等3.9'x3.2'1億2110万光年
スケッチデータ
スケッチ終了日時2023年6月10日22時40分
観測場所ハワイ島 マウナロア山 スイッチバックから1.4マイル (海抜2,670m)
使用機材自作60cmドブソニアン + SIPS + Morpheus 6.5mm (340倍、0.22度)

M85 (NGC4382)

M85のスケッチ

スケッチでは西がM85。 M85の星雲の中に恒星が重なって見える。 M85は明る楕円銀河なのだろう、ぼんやりと淡く丸い形がわかる。 東側の銀河はNGC4394。 このスケッチを描いたときシーイングの変動が激しく、数分でよく見えたり見えなかったりした。 スケッチしづらい天気だった。

天体のデータ
M85かみのけ座銀河9.1等7.4'x5.69'6020万光年
NGC4394かみのけ座銀河10.9等3.9'x3.2'1億2110万光年
スケッチデータ
スケッチ終了日時2008年3月10日28時00分
観測場所東北大学天文同好会安達観測所
使用機材自作40cmドブソニアン + パラコア + Nagler Type4 12mm (170倍, 0.47度)