NGC1365のスケッチ

非常にクランピィ(塊が多数見える)な銀河。 細く長い腕は明るさが一様ではなく、棒と交わる付近、少し離れたところ、と所々で明るさが変化する。 北側の腕の方が僅かに短いように感じた。 南側は淡い領域があるのか、銀河中心と棒の間にも淡い広がりが見えた。 この淡いガスは北側には見られなかった。 中心核は一塊ではなく、明るい塊が二つくっついたような印象を受けた。

天体データ
NGC1365ろ座銀河9.5等11'x6.2'4180万光年
スケッチデータ
スケッチ終了日時2016年12月24日22時20分
観測場所ハワイ島 マウナロア山 スイッチバック付近(海抜2,550m)
空の明るさ 21.3 mag/arcsec^2
シーイング(普通)
使用機材自作60cmドブソニアン + SIPS + XW7 (320倍, 0.22度)

NGC1365

NGC1365のスケッチ

ぱっと見た瞬間は中心部の集光のみ見えるが、しばらく見ていると見事な棒と渦巻き構造が見えてくる。 棒の幅は場所に依らず一定に見える。 腕は北側は細くはっきり見えるが、南側は淡く幅が広い。 南北の腕はそれぞれ棒の3倍ぐらいの長さがある。 棒と腕は鋭角で交わっている。 非常に素晴らしい。 とても見応えのある銀河だ。

天体データ
NGC1365ろ座銀河9.5等11'x6.2'4180万光年
スケッチデータ
スケッチ終了日時2015年12月5日21時20分
観測場所ハワイ島 マウナロア山 観測所前の駐車場 (海抜3,400m)
使用機材自作40cmドブソニアン + SIPS + NAV-7SW (300倍、0.24度)