エッジオン銀河が3つ並んで見える領域。 中央の銀河 NGC4216 がひときわ明るく見える。 今回はこの銀河に2024年1月4日に発見された超新星 SN2024gy も重なって見え、面白い眺め。 超新星は明るく、周囲のどの恒星よりも明るく見えた。。 超新星の位置も綺麗に銀河の腕に重なっているように見えた。 銀河自体も中央のコアの少し東側にも明るい領域があるように感じた。
南西側の銀河 NGC4206 が次に明るく見える。 この銀河の大きさは NGC4216 の半分ぐらい。 コアが比較的明るい。 北東の銀河 NGC4222 がトリオのなかで最も淡く、また細い。 これら3つの細長い銀河がほぼ一直線に3つ並んでいて面白い。
なおスケッチ中、付近に淡い銀河か暗い恒星もいくつか見えたが、実際には IC771 と PGC3924 以外は暗い恒星だったようだ。
NGC4206 | おとめ座 | 銀河 | 12等 | 6.4'x1.1' | - |
NGC4216 | おとめ座 | 銀河 | 10.3等 | 8.3'x1.8' | 6850万光年 |
NGC4222 | おとめ座 | 銀河 | 13.2等 | 3.3'x0.5' | - |
IC771 | おとめ座 | 銀河 | 14等 | 0.6'x0.4' | - |
PGC39247 | おとめ座 | 銀河 | 15等 | 0.8'x0.6' | - |
SN2024gy | おとめ座 | 超新星 | - | - | 6850万光年 |
スケッチ終了日時 | 2024年1月20日29時25分 |
観測場所 | ハワイ島 マウナロア山 スイッチバックから1.4マイル (海抜2,670m) |
使用機材 | 自作60cmドブソニアン + SIPS + Morpheus 6.5mm (340倍、0.22度) スケッチの範囲は約0.38度×0.38度 |
おとめ座、かみのけ座、しし座の境界付近に並んで見えるエッジオン銀河(NGC4222, NGC4216, NGC4206) の中央、もっとも明るく大きく見応えのある銀河。 中心は構成のように鋭く明るい。 すぐそばにコア(バルジ?)が小さく少し楕円に潰れたように広がる。 その後は南北に真っ直ぐ伸びていく。 中央は密度が高く周辺は淡い。 この淡いガスの広がりは意外と広く感じた。 暗黒帯は良く分からなかったがコアのすぐ東側にうっすらとそのような黒い筋があるような感じがした。 はっきりとは判らない。 北に非恒星状の淡い天体も見えた。 これは CGCG69-113 と思われる。
NGC4216 | おとめ座 | 銀河 | 10.3等 | 8.3'x1.8' | 6850万光年 |
スケッチ終了日時 | 2021年3月19日27時15分 |
観測場所 | ハワイ島 マウナロア山 観測所前の駐車場 (海抜3,400m) |
使用機材 | 自作60cmドブソニアン + SIPS + Morpheus 6.5mm (340倍、0.22度) |