アウトバーストから2週間後の17Pホームズ彗星のスケッチ4

天体名

コメント

前回のスケッチからしばらく時間が経ってしまいました。肉眼でもまだはっきり見えます。前回と違うのは、肉眼でもぼんやり星雲状に見えることです。ファインダーではっきり星雲状、望遠鏡ではとても大きな星雲状に見えます。その大きさはM31より明らかに大きく感じます。北東方向に太陽があるのだろうか、彗星と背景の境界は北東ははっきりしていて南西ははっきりしていない。少し楕円にも見えるが、ほぼ円に近い。楕円の核は非常に明るく見える。核の中に見える3つの明るい星の真ん中の星は、星ではなくこれこそがホームズ彗星の核と思われます。スケッチ後に気づきました。等級はδPer(3.0等)とほぼ同じ明るさに見えたので、3.0等と見積もりました。単位面積あたりの輝度では肉眼ではM45(すばる)より明るく感じました。前回のスケッチとは倍率が違います。注意してご覧ください。

天体のデータ
17Pペルセウス座彗星(3等)(20')1.6天文単位

スケッチ終了日時

2007年11月7日25時00分

観測場所

東北大学天文同好会安達観測所

使用機材

自作40cmドブソニアン+パラコア+Nagler Type5 31mm(67倍, 1.2度)


アウトバーストを起こした17Pホームズ彗星のスケッチ1

天体名

コメント

2007年5月4日に近日点を通過して、太陽から遠ざかりつつある17Pホームズ彗星が大アウトバーストを起こしました。10月23日(火)に17等級と観測されていたのが24日に8.5等級、25日早朝には2.9等級まで増光したとありました。実に14等(明るさで言えば400,000倍)もの大アウトバーストが起こったのです。このスケッチはその次の日、25日に描いたものです。彗星は満月と薄曇りという最悪の空の中、肉眼でもはっきり恒星状に見えました。ペルセウス座に新しく星が一つ出来た、といった感じです。最初は彗星が肉眼で恒星のように見えてるとは信じられず、混乱しました。まさか、肉眼でここまで見えるとは思ってもいませんでした。望遠鏡で覗くと彗星は黄色、中央にあるの集光の核とその周りの明るい三角形のコマ、その周りのきれいな円形のコマと、なかなか複雑な構造です。δPer (mag.3.0)より明るくαPer(mag.1.8)よりほんのわずかだけ暗く感じたので、私は2.3等程度はあったのではないかと推測します。この規模のアウトバーストの原因はいったい何なのでしょうか。天文学的にも非常に興味をそそられます。今でもスケッチを描いたそのときの興奮がさめません。

天体のデータ
17Pペルセウス座彗星(2.3等)(2.5')1.6天文単位

スケッチ日時

2007年10月25日24時5分から15分

観測場所

東北大学天文同好会安達観測所

使用機材

自作40cmドブソニアン+パラコア+Nagler Type4 17mm(120倍, 0.67度)


アウトバーストを起こした17Pホームズ彗星のスケッチ2

アウトバーストを起こした17Pホームズ彗星の特徴

天体名

コメント

Nagler Type4 12mmの視野のうち、彗星部分のみアップでスケッチしました。細かい模様がはっきり見て取れます。まず、中心の明るい核は近くの恒星(mag.11)と同じぐらいの集光で輝いています。そして三角形というか、中心軸のずれた円と言うか、明るい部分が核から南側に広がって見えます。尾のような構造なのかもしれません。核の北側はわずかですが暗くなっています。東西のガスが少し強い為に相対的に暗く見えるのかもしれません。彗星は全体的に丸い、一様な明るさのコマで包まれています。ほとんど濃淡はわかりません。非常に黄色いのが印象的です。彗星の移動はわかりません。観測中は薄雲が何度も通過しているので、細かい模様は時々見えなくなるような環境でスケッチしました。

天体のデータ
17Pペルセウス座彗星(2.3等)(2.5')1.6天文単位

スケッチ日時

2007年10月25日24時15分から30分

観測場所

東北大学天文同好会安達観測所

使用機材

自作40cmドブソニアン+パラコア+Nagler Type4 12mm(170倍, 0.47度)