NGC1300のスケッチ

時間をかけて見続けることで淡い腕が見えてくる。 銀河中心のコアは僅かに楕円。 そこから東西に棒が伸び、棒の先端で南北に腕が曲がって伸びていく。 西から北の腕(上側)はカーブするところが広い一方で長さは短い。 腕の先端に暗い恒星があるのかもしれない。 東から南の腕(下側)は長く、先端付近に明るい塊があるような見え方。 銀河は全体的には潰れた楕円のような形に見えた。

天体データ
NGC1300エリダヌス座銀河10.3等6.5'x4.1'6570万光年
スケッチデータ
スケッチ終了日時2023年11月11日24時25分
観測場所ハワイ島 マウナロア山 スイッチバックから1.4マイル (海抜2,670m)
使用機材自作60cmドブソニアン + SIPS + XW5 (450倍、0.16度)

NGC1300

NGC1300のスケッチ

中心部は恒星のように鋭く明るいが、棒や腕は極めて淡い。 明るいのは銀河核部分のみ。銀河核は明るく鋭く。 棒と腕は非常に淡く、しばらく見続けていないと見えてこない。 西側の棒と腕の交点は比較的明るい。 南側の腕は少し潰した半円形のような形に見える。 北側の腕は殆ど見えない。 全体的にはギリシャ文字のΘ(シータ)を潰したような形に見える。
今回は棒渦巻銀河と知ってスケッチをとったが、知らなければこうは見えなかったかもしれない。 それだけ棒や腕は淡い。 少し過剰倍率すぎたかもしれないが、目を慣らしていって、見えてきたときの迫力は見事だった。

天体データ
NGC1300エリダヌス座銀河10.3等6.5'x4.1'6570万光年
スケッチデータ
スケッチ終了日時2015年12月5日22時40分
観測場所ハワイ島 マウナロア山 観測所前の駐車場 (海抜3,400m)
使用機材自作40cmドブソニアン + SIPS + NAV-7SW (300倍、0.24度)