東西に金色の明るい星(どちらも6~7等星)があって、その中央にエッジオン銀河のように見え、これがとても美しい。
この美しい眺めは180倍(見かけ視野0.43度)でも340倍(0.22度)でもダメで、このスケッチの250倍・0.31度でないとこうは感じない。
スケッチではこの見たときの感動が伝わらないが、とにかく理屈抜きに美しいと感じた。
そして視野中央に見える銀河 NGC4526 だが、これはいたって普通のエッジオン銀河のように見えた(実際には細長いレンズ状銀河)。
南西側に暗黒帯のような筋があるかもしれない(実際にはないようだ)。
銀河の北西側に比べ南東側は淡く広がっており、非対称な形に見えた。
なお高倍率で見ると M64 黒眼銀河 のような暗黒帯が銀河中央に重なって見えるとのことだが、これには全く気が付かなかった。
次回は高倍率で見てみたいと思う。
天体データ
NGC4526 | おとめ座 | 銀河 | 9.6等 | 7.2'x2.5' | 5510万光年 |
スケッチデータ
スケッチ終了日時 | 2023年06月10日23時40分 |
観測場所 | ハワイ島 マウナロア山 スイッチバックから1.4マイル (海抜2,670m) |
使用機材 | 自作60cmドブソニアン + SIPS + Morpheus 9mm (250倍、0.31度) |