ここでは私の所有する、望遠鏡に関する光学の本について紹介します。 ここでは天文アマチュア向けの本を紹介します。専門書は省略しました。
色々な収差がある場合に、望遠鏡でどう見えるかシミュレートした本。 3次の球面収差、高次の球面収差、コマ収差、非点収差等がある場合の星像や、シーイングの影響等が細かくシミュレートされていて非常に面白い。
書名 | Harold Richard Suiter's Star Testing Astronomical Telescope Second Edition |
著者 | Harold Richard Suiter |
出版社 | Willmann-Bell, Inc. |
出版年 | 2013年 |
ISDN | 978-0-943396-90-3 |
天体望遠鏡の工作のアイデアがたくさん詰まった本です。 「ラムダのイロハ」という西条善弘氏の、主に星像のシミュレーションの記事が参考になります。
書名 | 天体望遠鏡の作り方[2] 機材のチューンナップからポータブル赤道儀まで |
著者 | 天文ガイド編集部 |
出版社 | 誠文堂新光社 |
出版年 | 1999年 |
ISDN | 4416299060 |
超広角アイピースについて興味があり、購入しました。 光学系の知識と歴史について書かれた本です。 なお、どちらかというと読み物としての側面が強く、光学については専門書を読む必要があると思います。
書名 | 天文アマチュアのための新版屈折望遠鏡光学入門 |
著者 | 吉田正太郎 |
出版社 | 誠文堂新光社 |
出版年 | 2005年 |
ISDN | 441620518x |
大学時代に研究室に置いてあったものが自分でも欲しくなって購入しました。 反射光学系の歴史とは天文学の発展そのものなんだな、と感動しました。 こちらも光学についての詳細は他の本を読む必要がありますが、非常に読み応えがある本です。
書名 | 天文アマチュアのための新版 反射望遠鏡光学入門 |
著者 | 吉田正太郎 |
出版社 | 誠文堂新光社 |
出版年 | 2005年 |
ISDN | 978-4-416-20517-4.jpg |
吉田正太郎先生の本の最新版と言った感じの本。特にアイピースの形式別に光学パラメーターが示されており、またどういう星像が得られるかスポットダイアグラムもそれぞれ示されていて、眺めているだけでもとても面白い。バローレンズやコマ収差補正レンズについても同様に示されていて、とても参考になります。
書名 | Telescopes, Eyepieces, and Astrographs |
著者 | Gergory Hallock Smith, Roger Ceragioli, and Richard Berry |
出版社 | Willmann-Bell, Inc. |
出版年 | 2012年 |
ISDN | 978-0-943396-96-5 |
笠井トレーディングで販売されている光軸修正読本です。 日本語で書かれた光軸修正について書かれたほぼ唯一の書籍だと思います。 ニュートン反射の光軸修正方法を考えていたときに入手しました。 文章と図によってわかりやすく解説されているため、多くの人にとって分かりやすい解説本だと思います。ただし議論は定性的で、私には物足りなく感じました。
書名 | 光軸修正読本 |
著者 | 笠井康典 |
出版社 | 笠井トレーディング |
出版年 | N/A |
ISDN | N/A |
Catseye Collimation LLCで販売されているニュートン反射の光軸修正について書かれた本です。 Catseyeから直接購入することが出来ます。 オートコリメーターを用いた光軸調整が詳細に書かれています。 副鏡のz軸回転の考察は参考になると思います。 ただしこの本も議論は定性的で、私には物足りなく感じました。
書名 | New Perspectives on Newtonian Collimation 5th Edition |
著者 | Vic Menard |
出版社 | Catseye Collimation LLC |
出版年 | 2008年 |
ISDN | N/A |