M61のスケッチ

小さいが確かにメシエ天体だけあって明るく構造もよく見える。 腕が発達したフェースオン銀河でコアは恒星のように鋭く明るく、これは近くの恒星よりも明るい。 そこから南北に棒構造が伸びる。 といってもこの棒構造はあまり目立たず、コアと棒の先端の二つの明るいガスの塊が連なっているように見える。 この棒の北側部分はいったんここで腕は途切れているようで、北西の小さな恒星を挟んで別の腕が東側にぐるっと巻いているように見える。 この腕はクランピーで所々に明るい塊が見える。 またカク、カクと直線的に伸びては曲がるような感じに見えた。 一方で棒の南側の腕は滑らかにカーブして近くの恒星の内側をかすめてさらに滑らかに北に向かって延びていく。 全体としては丸く、淡いガスに包まれているような感じがした。

なおカタログ値では視直径は6.5'x5.9'とかなり大きいようだがこれは淡い最外周の腕を含んだ大きさのようで眼視で見えた範囲(実視直径)はせいぜい3分角程度だった。 似たようなフェースオン銀河 M83 と比べると M61 は距離が4倍も遠いようだ。

天体のデータ
M61 (NGC4303)おとめ座銀河9.3等6.5'x5.9'6020万光年
スケッチデータ
スケッチ終了日時2021年5月30日21時25分
観測場所ハワイ島 マウナロア山 観測所前の駐車場 (海抜3,400m)
使用機材自作60cmドブソニアン + SIPS + XW5 (450倍、0.16度)

M61のスケッチ

全体的にモヤっとしている。 腕はそらし目で確認できた。 東側の腕がぐるっと半周銀河中心を巻いているように見えた。 北側、南側は少し小さな腕があるように見える。 近くの南側の星が星雲状に見えたが、それは誤りで普通の恒星のようだ。

天体のデータ
M61 (NGC4303)おとめ座銀河10等4'6000万光年
スケッチデータ
スケッチ終了日時2007年4月11日25時25分
観測場所東北大学天文同好会安達観測所
使用機材自作40cmドブソニアン+パラコア+Nagler Type4 12mm(170倍, 0.47度)