G1 Mayall IIのスケッチ

G1 Mayall IIのスケッチのスケッチ

M31 アンドロメダ銀河 (NGC224) の球状星団 G1。 G1がカタログ番号で Mayall II が天体名。 210倍 (XW10) だとボヤッとした非恒星状天体に見え、分離して見えない。 倍率を高くして 300倍 (NAV-7SW) や 480倍 (EiC-16 + NAV-7SW) で見てみると3つの星から成るのが分かる。 この3つの星のうち、北東側(スケッチでは左上)の星が最も明るく、北西側(右上)が最も暗い。 この最も明るい北東側の星が、実はアンドロメダ座の球状星団 G1 となる。 この星がアンドロメダ座の球状星団と知らなければ、ただの淡い3重星だと言われても分からない。 完全に恒星状に見える。 それだけ遠い天体だと実感できる。

今回は480倍でスケッチしたが、今日のシーイングでは倍率が少し高すぎたようだ。 微風が吹いて、気流が安定したときのシャープな像を見つけながらスケッチを行った。

天体データ
G1アンドロメダ座球状13.8等0.6'250万光年
スケッチデータ
スケッチ終了日時2015年10月18日22時05分
観測場所自宅 (ハワイ島ヒロ、海抜100m)
使用機材自作40cmドブソニアン + SIPS + EiC-16 + NAV-7SW (480倍、0.15度)