Arp331

Arp331

銀河がほぼ一列に並んでいて、非常に面白い。 こういうのを銀河鎖、galaxy chain と呼ぶらしい。 それぞれの銀河はどれも楕円銀河なのか形はいずれも楕円で腕のような構造は見えない。 しかしそれぞれの銀河の大きさや明るさは違い、個性があるように感じられて面白い。 とても素晴らしい眺め。

銀河鎖全体を一度に見ようとすると180倍0.45度にする必要があったが、それだと1つ1つの銀河が小さすぎて面白くない。 それぞれの銀河を見るためにはもっと高倍率が必要。 ただし450倍0.16度だと少し視野が暗すぎてよく分からない。 そこで今回は340倍0.22度で 広視野スケッチ することにした。

なおスケッチではNGC375は恒星と思って描いたが実際には銀河だった。 これら全てNGC番号が振られているので、基本的にはウィルアム・ハーシェールも見ていたんだなと思う。 なんだか不思議に思った。

天体データ
NGC379うお座銀河12.9等1.8'x0.7'-
NGC380うお座銀河12.6等1.6'x1.1'-
NGC383うお座銀河12.2等2.3'x1.7'-
NGC382うお座銀河13.2等0.9'x0.9'-
NGC387うお座銀河15.5等0.3'x0.3'-
NGC386うお座銀河14.5等0.9'x0.3'-
NGC388うお座銀河14.6等0.8'x0.3'-
NGC385うお座銀河13.0等1.1'x1'-
NGC384うお座銀河13.0等1.1'x0.8'-
NGC375うお座銀河14.5等0.5'x0.7'-
スケッチデータ
スケッチ終了日時2023年10月7日23時30分~24時30分
観測場所ハワイ島 マウナロア山 スイッチバックから1.4マイル (海抜2,670m)
使用機材自作60cmドブソニアン + SIPS + Morpheus 6.5mm (340倍、0.22度)、
スケッチ範囲は約0.39度×0.26度