M1かに星雲のスケッチ

前回のスケッチではUHCフィルターを使ったが、今回はフィルター無しでどう見えるか注意深くスケッチした。 スケッチでは北を上にしているが、実際に望遠鏡で見た場合には(倒立像のため)北が下に見えることになる。 北を下にして見ると、M1かに星雲は確かに「佐渡島」のような形に見える。 フィルター無しではS字の明るい領域がまず目にとまる。 次に、全体も淡くやや細長い楕円のガスに包まれているような感じで、大きく広がっているのが分かる。 楕円の中央付近、西側の領域は少し出っ張ったガスがあるようだ。 また北東の星野近くにもうっすらとガスがあるようだ。

天体のデータ
M1おうし座惑星状星雲8.4等8'x4'6200光年
スケッチデータ
スケッチ終了日時2019年12月23日22時40分
観測場所ハワイ島 マウナロア山 観測所前の駐車場 (海抜3,400m)
使用機材自作60cmドブソニアン + SIPS + XW7 (320倍, 0.22度)

M1 かに星雲 (NGC1952)

M1かに星雲のスケッチ

M1かに星雲をUHCフィルターを付けて見た。 第一印象は「なんじゃこりゃ」。 フィルター無しと全く印象が異なる。 西の領域に細長い明るいガス、そこから何本かのガスの流れ。 周囲は大きく楕円。 つかみどころのない印象だが、とにかく、大きく、淡く広がっている。

M1は自作40cmドブで初めて描いたスケッチで、2007年11月に描いた。 13年後の2019年12月にこのスケッチを描いたが、当時と望遠鏡も環境も経験も違うけれど、ずいぶんと見えるようになったと思った。 これからも精力的に天体スケッチを続けていきたい。

天体のデータ
M1おうし座惑星状星雲8.4等8'x4'6200光年
スケッチデータ
スケッチ終了日時2019年12月23日22時05分
観測場所ハワイ島 マウナロア山 観測所前の駐車場 (海抜3,400m)
使用機材自作60cmドブソニアン + SIPS + Lumicon UHC + XW7 (320倍, 0.22度)

M1 かに星雲 (NGC1952)

M1かに星雲のスケッチ

自作40cmドブによる初めての天体スケッチ。 星はもっと多く見えたが代表的なもののみ描いた。 スケッチは難しい。

天体のデータ
M1おうし座惑星状星雲8.4等8'x4'6200光年
スケッチデータ
スケッチ終了日時2006年11月24日24時20分
観測場所東北大学天文同好会安達観測所
使用機材自作40cmドブソニアン + パラコア + UWA 14mm (150倍, 0.56度)