中心部が明るいフェースオン銀河。 M101を淡く、小さくしたような印象。 腕は長いものが2本、途中で短いアームに分岐するのもカウントすると3本見えた。 2本の長い腕は半周以上の長さにわたって銀河を取り囲んでいるように見えた。 銀河の南側では長いアームの途中で短い腕が分岐するように感じた。
なお2019年4月29日に超新星SN2019ehkがM100で発見されたという情報があったのでスケッチを行ったのだが、超新星は全く見えなかった。 スケッチ前に超新星の位置はあえて確認せず、スケッチ後に位置を確認したが、全く見えていなかった事が分かった。 スケッチに描かれた他の星の等級から、私がスケッチしたときには超新星SN2019ehkは16等星よりも暗かったものと思われる。
ちなみに、視野ギリギリにNGC4328も見えた。これはすぐに気がついた。しかしNGC4322もM100のすぐ北側に見えていたはずであったが、こちらは全く気づかなかった。
M100 | かみのけ座 | 銀河 | 9.3等 | 7.5'x6.1' | 5850万光年 |
SN2019ehk | かみのけ座 | 超新星 | >16等 ? | - | - |
NGC4328 | かみのけ座 | 銀河 | 13.3等 | 1.5'x1.2' | - |
スケッチ終了日時 | 2019年5月10日25時50分 |
観測場所 | ハワイ島 マウナロア山 スイッチバック付近 (海抜2,550m) |
使用機材 | 自作60cmドブソニアン + SIPS + XW7 (320倍, 0.22度) |
M100はフェイスオン銀河なのか、腕のような構造が見える(実際に渦巻き銀河でした)。 スケッチ中なんとなくM100は棒渦巻き銀河ではないかとも思えたように、中心部の明るさが一様。 視野中心の明るい星を挟んで南にNGC4312が淡く見える。 M100の近くにNGC4322とNGC4328があるようですが、それには全く気づきませんでした。 もっとシーイングの良い日に再チャレンジしてみたい天体です。
M100 | かみのけ座 | 銀河 | 9.3等 | 7.5'x6.1' | 5850万光年 |
NGC4312 | かみのけ座 | 銀河 | 11.8等 | 4.7'x1.1' | - |
スケッチ終了日時 | 2008年3月10日26時55分 |
観測場所 | 東北大学天文同好会 安達観測所 |
使用機材 | 自作40cmドブソニアン + パラコア + Nagler Type4 17mm (120倍, 0.67度) |