OTR:その他 とは自作76cmドブソニアンの直接の構成部品ではないけれど運用や保守に必要となる部品のことで、今回新たに用意・製作するもののことを指します。 口径76cmの望遠鏡となると大きく重いため、どうやったら無理なくハンドリングできるかといった検討が重要になってくることが分かりました。

2023年9月

OTR バイキングアームを購入しました。 上昇のみだけでなく、下降もラッチ機構でゆっくりと操作できます。 これでドブの車輪の取り付け・取り外しに目処が立ちました。

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2024年4月

OTR 主鏡は木箱で納品されると予想して、その木箱を運ぶための台車を製作します。材料のコンパネ(合板)と2x4材はホームセンターでカットしてもらいました。
OTR 作業台の上で工作すると大物の工作でも非常に楽です。
OTR できました。幅90cm、長さ100cmで、直径15cmのウレタンタイヤを付けています。重いものでもどこでも安心して運搬できます。
OTR 木箱を吊って下ろすための単管パイプ三脚も今回用意しました。ホームセンターで長さ3mと2mの単管をそれぞれ3本ずつ購入しました。
OTR 台車、その他、主鏡木箱が納品されたときに使う道具類は兄の家の物置にいれて保管することにしました。なんとか収まりました。
OTR その他、アルミ板をバンドソーを使って切り出しました。これは主鏡ジャッキのジグの部品です。

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2024年5月

OTR 車載ジャッキに市販のDCモーターを取り付けて電動で上下動できるようにします。 まずは材料のアルミ板の切り出しから。 ジグソーを使って切り出しました。
OTR 3Dプリンターで作った部品(材質はポリカーボネート)も完成しました。
OTR パンタグラフジャッキに取り付けたところ。DC12Vのモーターの回転をタイミングプーリー、タイミングベルトで伝達してジャッキを上下動させます。
OTR 主鏡(43kg)とサポート治具(3kg)の荷重を模してコンクリートブロック約45kgを乗せて試験しました。 パンタグラフジャッキの特性から、ジャッキが低いときは大きな力が必要ですが、計算通り、なんとか動きました。

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2024年6月

OTR 鉄角パイプをバンドソーで切断。 主鏡セルの時にはかなり切断に苦戦したのですが今回はバイメタルの鋸歯を購入して使用したところらあっさりと切れました。
OTR 切断した鉄角パイプのイメージ。三つ叉にして溶接して、主鏡をジャッキアップする専用の治具にします。
OTR 注文して取り寄せになっていた車いす用のスロープが納品されました。 格納状態で全長116cm、これなら横向きでも車に載ります。
OTR 伸ばすと282cm、耐荷重は1本当たり125kgとのこと。 これで76cmドブの車載と、あと主鏡を納品したときの木箱の輸送に目処が立ちました。

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2024年7月

OTR 主鏡の吊り治具で使うパッドを3Dプリンターで製作しました。材料はPETG、インフィル100%で印刷しました。
OTR アルミのコの字アングルと組み合わせて使用します。狙い通りぴったりのサイズに仕上がりました。
OTR 積極的に3Dプリンターで部品を作っていきます。 これらの部品はPC(ポリカーボネート)で作りました。
OTR アルミパーツの加工をしていきます。 センターポンチで穴の位置に印を付けます。
OTR ボール盤にセンタードリルを取り付けて下穴を開けていきます。
OTR タップを切っていきます。加工中の材料は厚さ40mmとぶ厚いのでM6のタップは途中までしか切れませんでした。
OTR 普通の12mm厚ぐらいのアルミ板なら簡単にタップが切れます。こちらはM10のタップ。
OTR タイミングプーリーにもタップを切ります。M3で、イモネジを入れてシャフトに固定する用のネジ穴です。
OTR 穴開けとタップ加工が一通り終わりました。この後ベルトサンダーで削って完成です。
OTR さらに今回はマイターソー(スライド丸鋸)で2x2材を切断しました。丸鋸は怖いので長袖、革靴着用で、顔にはプラスチックのシールドをして作業しています。手袋はもちろんしてません。
OTR マイターソーで切った2x2材。やはり手鋸より早く綺麗に垂直に切れます。
OTR 角材もベルトサンダーで仕上げました。木材はサンドペーパーで磨くと木目が綺麗です。この木材は主鏡洗浄カートの部品になります。

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2024年8月

OTR 鉄角パイプにけがき線を入れていきます。
OTR ボール盤で穴を開けました。
OTR 鉄フラットバーから切り出す部品は、先に穴開け・タップ加工してから、ジグソーで切り出しました。
OTR こんな感じで鉄角パイプに乗せて溶接します。
OTR 溶接の準備ができました。
OTR まずは厚さ6mmの板を使って溶接の練習です。感覚を思い出してきました。
OTR 鉄角パイプも練習用の部材を用意しておいて、それで練習しました。まずは鉄角パイプの突き合わせ溶接。まずは隅を点付けしました。
OTR 付き合わせ溶接。少し電流を絞って、さらに棒を寝かせて溶接することで穴が開かないよう注意が必要です。
OTR 隅肉溶接。隅肉は苦手ですが、今回はぼちぼちできました。電流は少し多めにしています。
OTR 普通の溶接ならそれなりにうまく行くようになりました。
OTR 鉄角パイプに鉄フラットバーを溶接。材の厚みが全然違うので点付けが難しかったのですが、溶接自体は落ち着いてやればそこそこ上手くいきました。
OTR 練習はこれぐらいで、ここから製品の溶接を行っていきます。 まずはジャッキ治具に使う三つ叉の鉄角パイプの溶接です。
OTR そこそこ良い感じに溶接できました。
OTR 失敗したところはグラインダーで削ってやり直ししました。
OTR 鉄角パイプに鉄フラットバーを溶接。部材が長く大きいので練習とちょっと勝手が違い、溶接が難しかったです。
OTR これは主鏡運搬台車のフレーム。これで溶接は完了しました。
OTR ワイヤーブラシで磨いて綺麗にしました。
OTR 塗装はまずプライマーを吹いて1日乾燥させます。裏表なので2日かかりました。
OTR キャタピラーイエローで塗装しました。思っていたよりも落ち着いた色で、塗り直すかもしれません。
OTR ジョンディアイエローで塗り直しました。こちらも思っていた色よりも少し明るすぎました。しかしもうこの色で仕上げることにしました。明るい色なのでムラやタレが目立ちますが、気にしないことにします。

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2024年9月

OTR ジャッキ治具用の部品をルーターで加工していきます。
OTR ルーターで加工します。
OTR 角を90度にするためノミで手加工で削って仕上げました。
OTR ジャッキ、三つ叉治具等と組み合わせてこれで完成。 ジャッキ治具は主鏡の主鏡セルからの着脱に使用します。モーターを使って電動でジャッキを操作します。

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