これまで試してこなかったがよく見えるといった噂話を聞いたので Hyperion 5mm を購入して試してみることにした。 そして2023年6月に比較する機会を得た。 望遠鏡は 自作60cmドブ F3.25 に補正レンズ SIPS を付けてF3.74相当での比較となる。 星像は Pentax XW5 とほぼ同等。区別できない。 どちらのアイピースも周辺部まできちんと結像し、ストレスなく見える。 しかし XW5 のほうがコントラストは僅かに良いように感じた。 さらにゴム見口(アイガード)の作りが XW5 の方がよく、眼の位置を安定させることができる。 一方でHyperion 5mmはアイレリーフが長いためか、付属のゴム見口に額が触れるか触れないかといった程度に離す必要があり、眼の位置が安定しなかった。 総合すると性能にはほとんど差はないか、僅かに XW5 のほうがコントラストが高く、かつ使いやすいといった点で、XW5 には及ばないかなと感じた。
焦点距離 | 5 mm (4.9 mm) |
視野絞直径 | 5.9 mm |
見かけ視野 | 68度 |
アイレリーフ | 20 mm |
射出レンズ直径 | 36.4 mm |
絞り環位置 | -8.7mm |
重量 | 506 g/378 g |
レンズ構成 | 5群8枚 |
生産国 | n/a |
註:重量は Howie Glatter Parallizer/ 31.7mmスリーブ使用時の順に記載。 絞り環位置は Howie Glatter Parallizer 使用時の値。 カタログスペックより実測値を優先して記載。 括弧内は視野絞直径から計算した値。